数々の伝説と奇行の数々、そして音楽活動やライブイベント開催など
常にユーザーに「何か」を見せ続けているbambooが新ブランドを設立し、
新作「エーデルワイス」を発表した。

その新作で初の監督を務めるbambooに久しぶりにインタビューを申し込んだ。
仕事として…というよりも彼が今、何を考えているかを個人的に知りたかった。

今日はOVERDRIVE開発室にて行ったインタビューをご覧頂こうと思う。


------ 久しぶりだね(笑)
bamboo 「そうだね(笑)もう結構会ってなかったもんな」
------ そりゃそうだ。いつも会ってるような気がしてたけど。
bamboo 「まぁそんなもんだよ」
------ で、今日はいろいろ聴きたいんで宜しくお願いします。
bamboo 「こちらこそ」
------ まず、ブランド設立の経緯から教えて欲しいんだな。なんでOVERDRIVEを設立するに至ったのかって結構知りたい人が多いと思うんだ。
bamboo 「2000年ぐらいかな? この業界に入ってさ、2001年にGROOVER設立時に参加してたのね。んで2003年の冬に所属してた会社を辞めて一回フリーになろうと思ったのよ」
------ なんで? 
bamboo 「バンドというか音楽を真面目にやりたかったから(笑)」
------ ほほう。
bamboo 「そしたらその会社が倒産しちゃってねぇ…(遠い目)」
------ しょっぱいなぁ。
bamboo 「そもそもKGFって会社を立ち上げたのもmilktubの版権とかを管理したりするのに作った会社だったのよ。当初は。個人でやってるとナメられたりする事が結構あったんで。んで借金して法人登記して自分のバンドを自分達でマネージメントする為に作ったの」
------ じゃゲーム制作とかってあんまり考えてなかったの? 
bamboo 「当時はね。将来的に出来たらいいかなーってぐらい」
------ で、どういう経緯でゲーム制作を? 
bamboo 「会社潰れた時に、今ウチにいるその会社の元スタッフと『じゃウチでなんかやろうか? 』って話になったのが最初のきっかけかな。 元々スタッフとかはほとんど俺が引っ張ってきたって経緯があるんで話は速かった気がする。もう数年前の事だし微妙に覚えて無いけど」
------ それでKGFがスタートした訳だ。
bamboo 「今にして思えば会社名を適当につけて失敗したなぁと(笑)領収書貰う時に鉄板で間違われるし。いずれ社名変更したいな。2文字とかに」
------ 変な名前だもんね(笑)
bamboo 「それで下請けメーカーとして会社を存続させる方法を選んだ訳ッス。ゲームのチームってさ、バンドと似てる所があって熟成させないとダメなトコ があると思ってるのよ。」
------ どういう意味で? 
bamboo 「練習1回でライブに出るのと、練習を一杯してライブに出るのって違うじゃん? 経験者を集めたとは言え、何作か作ってみないとわかんない事って結構いっぱいあるからさ。んで設立から数年で4本ぐらい作って色々と内部でディスカッションしてチームとしての純度を高めてた訳。勿論、1本1本練習とは思ってなくてある意味『必殺』を込めて作ってたけどね。1本コケりゃおしまいだから(笑)」
------ 中小企業はツライねぇ(笑)
bamboo 「ホントだよ(苦笑)でもね、すげぇ恵まれてたと思うよ。お客さんにもスタッフにも、メーカーさんにも。GROOVERには色々やらせてもらえてスゲェ感謝してます。ライブイベントなんかの実験的な事を含めてさ。普通だったら絶対アウトな事までオッケーだしてたりしてたから。あとはシリーズとして昇華できたのも作品を買ってくれて応援してくれたファンの人達のおかげだもん。1タイトルで 4年以上生きながらえれるとは思ってなかったし(笑)」
------ ファンの人でも熱狂的な人が多いよね。
bamboo 「おかげさまで。んで、最後の作品で契約が終わって次どうしようかって話が出た時に「じゃあ自分達でブランドを作ろう」って話になったのね。多分、自然な流れだと思うよ。それがOVERDRIVE誕生のきっかけかな。」
------ 「下請けメーカー」から「メーカー」にって感じ? 
bamboo 「そんな感じ。立ち上げの時からいろいろ企画のネタだけは考えてて、そーゆー事を自分達で形に出来て自分達でユーザーに届けられたらなぁって」
------ 社長らしくなってきましたな(笑)
bamboo 「もうね、編成の多いバンドを率いてるようなもんだからドエライ大変だわ。クリエーターとしてもそうだけど、社長としての仕事もあるしさ。 誰かが「社長やります」つった瞬間に代わりたいぐらいだわマジで(笑) 俺数字を見るとひきつけ起こすから向いてないんだよねホントに。 そもそも偏差値34とかの高校出にンな事やらすなよと声を大にして言いたい」
------ あはははは。
bamboo 「んで、次どうしようかなって時にデクが会社に遊びに来て…」
------ 片倉さんですよね。
bamboo 「アイツが年末に会社来て『バンブー会社入れてよ』って。アホかと(笑)それで以前から『男ばっかのゲームで華やかさが無いから女子がモリモリ出る女子校モンで頭が悪いのを作ってみたい』と思っててエーデルワイスの原画を 描かせる事になった訳ですな」
------ なんか来るべくして来た人材だよね(笑)
bamboo 「腐れ縁です(笑)んでデクも積極的にアイデア出してくれて、「今度はジ○リを超えるんだ!」とか「エヴァブームの次はウチだ!」とか「ハルカ(※EWメインヒロイン)は俺のだ!」とかの病的な発言をしつつモリモリと絵を描いてます」
------ で、ようやく(笑)ゲームの話なんだけど「エーデルワイス」ってどんな話なの? 
bamboo 「頭の悪いネギ○!」
------ もっと書ける事言おうよ。
bamboo 「なんでよ! いいじゃん! わかりやすくて!!」
------ 書けるかアホ!! もっと哲学的にかっこよくなんか言えよ
bamboo 「クリエーターっぽく?」
------ そうそう。クリエーターっぽく。
bamboo 「前作ったゲームは「出会いと別れ」ってテーマの他に主人公とヒロインが出会って付き合うまでの過程を重点的に描いてたので俺の中では「種から苗」って感じなんだけど、今回は「花の咲かせ方」って感じになると思う」
------ と、いいますと? 
bamboo 「あんまり言うとネタばらしになりかねないので…」
------ じゃあ一言でズバ! っと言うと? 
bamboo 「偏差値の低いネギ○」
------ 書けねえって言ってんべ!! なんでそんなにネギ○に拘ってんだ!? 
bamboo 「なんとなく。華やかさのハーレム的な意味合いが…」
------ ちなみにネギ○は読んでるの? 
bamboo 「単行本で3冊ぐらいは…。俺マ○ジンは『はじめの一○』派だし…」
------ そういうウロ覚えの単語を連発すると後で痛い目みるよ? 
bamboo 「じゃあもう言わない」
------ んで、気をとりなおしてどんなゲームにするつもりなんだい? 
bamboo 「結構特殊な舞台なんでファンタジー要素とか強いと思われガチなんだけど、実際はそんな事無いんだよね。ある意味「コレこうしたらオモロイべ?」を 形にまとめたらあーなったってのが正解なんで(笑)」
------ 女の子も今回一杯出るよね。
bamboo 「結構な人数を作ってあるけど、今回スポットを浴びるのはヒロインの5人。他の連中は…まだ内緒。あるかもしれないし無いかもしれない(笑)」
------ 2人スゴイのいるけどコレについては?
bamboo 「芸風的に生まれるべくして生まれてしまったヒロインなので可愛く描きたいと思います」
------ 生まれるべくしてねぇ…。
bamboo 「やっぱ女の子と楽しく遊んだりナニしたりしたいじゃん?(赤ら顔で)というか『青春=セックス×ロックンロール』ですよ」
------ 意味わかんね。
bamboo 「でもね、実際の女子校育ちの人に取材で話を聴いたりしてたんだけど、コレが滅茶苦茶面白かったんだわ。VoのUR@Nとかも全寮制の女子校にいたらしくいろいろと聴いたけど、カオスだったね(笑)黒百合ですよ黒百合。やはり環境は人を変えるってのは本当だったんだよ。理想と現実を面白楽しく今回の作品で描きたいんだよね。海とか空とかがバチコーンと来る世界観を作りたかったの」
------ 島浮いてるもんなぁ…。
bamboo 「えーっと海流の関係でね…」
------ 海流の都合であんだけ浮いてるってアンタ! 地球滅ぶわ!! 
bamboo 「ファンタジー」
------ ファンタジー要素無えつったじゃん! 
bamboo 「(無かったかのように)まぁ今回のストーリーはこちらが提示したい事と今まで俺等がソフト制作で経験した点を踏まえてじっくり作りたいと思って るんだよね。どんな形であれ「笑えて」「泣けて」「喜んで」そして 登場するキャラクター達と一緒に「悩む」それを包括して「楽しさ」として ソフトに込められばなーと思ってます。まぁプレイヤーっていうより、 俺等の作ってる愛すべきお馬鹿な連中の『仲間』としてこのストーリーに参加して欲しいッス」
------ 話変わってるし。
bamboo 「だって、そーゆー趣旨じゃん! まぁ「全力で作ってます!」ってのは非常に当たり前の話なんで今後はそういう事を言わないようにしようと思ってる。 1本でも外したら終りだし(笑)『こういう楽しさがあるんで遊んでみて! 』 っつーのがクリエーターとしての今の本音かなぁ」
------ やっぱさ、「エーデルワイス」ってアレと歌繋がりなの? 
bamboo 「いや、最初全然考えてなかった。孤島の山の頂上にある女子校でさっき言った「花の咲かせ方」ってトコが絡んでて「エーデルワイス」になった。綺麗で 透明感のある感じをタイトルにつけたかったんだよね。歌とかは『あぁ、 そういやそうだな』って(笑)という訳でそこら辺は後付です。」
------ やっぱ意識しちゃうよね。どうしても(笑)
bamboo 「ンなもん作ってる俺等の方がよっぽど意識しちゃうよ!(笑)なんかイベント組んでも「そういや、コレって使ったよな?」とかしょっちゅうだし。しかも絵がデクでしょ? 見る側が意識しちゃうのもしょうがないッスよ」
------ 登場キャラの雰囲気とか(笑)
bamboo 「もうね、絶妙なバランスだったんだよアレは。作った俺等が言うのもなんだけどグリグリの三馬鹿は絶妙な黄金比で成り立ってた。歴史もあるしさ。それを崩さず殺さずにして愛すべき馬鹿を作るってのがいかに難しいかリアルタイムで食らってます(笑)」
------ グリグリって今で言うとどんな存在? 
bamboo 「巨大なライバルとして立ちはだかってる感じ(笑)奴等に負けないようなドラマを生み出すべくがんばってますよ(笑)」
------ OVERDRIVE自体はどんなブランドを目指したいの? 
bamboo 「俺個人の基本コンセプトとしてはミュージシャンとしてアルバムを出すようにゲームを発売できるようなブランドにしたい。あとは俺が代表やってるからライブとかお客さんと直で遊べる(笑)ようなイベントを頻繁に出来るようなブランドにしたいなと。」
------ ライブ好きだもんねぇ(笑)
bamboo 「超好き。基本的には芸人志向なんで(笑)ゲームもライブもいかにお客を楽しませれるかって部分では共通してるから。 つーか正直ライブや音楽活動を続けたいから面白いゲームを作って行きたいという部分が 自分がこの業界で続けてく理由なんで」
------ 偏ってるなぁ。
bamboo 「いいの。いいじゃん? そんな不純な動機のブランドがひとつぐらいあったって」
------ 他には? 
bamboo 「あとは正規ユーザーを大事にしたい。あと自分が考える嬉しいサービスの追求。」
------ と、いいますと? 
bamboo 「P2Pや中古とかって俺は基本的に反対なのね。色々異論や反論はあると思うんだけどちゃんと正規版を買ってくれる人達がいるからメーカーに還元されてメーカーを育てる。んで作品の純度を上げる努力なんかに反映されると思う訳。実際、そうやって応援してくれてる人達に俺達も育ててもらってる訳だし。 だから、そういう人達の期待を裏切らないようなメーカーにしたい。あと、 通販とかお店とかで買ってくれる人に「お? 粋だねぇ」と思われるような サービスって何だろう? とずーっと考えてるんだけど、そーゆーのを実践できたらなぁと」
------ ゲーム買うと文化包丁ついてくるとか? 
bamboo 「そうそう。家具調コタツとかオマケでな…ってアホぅ!! まぁ泉谷しげる氏もかつて「ロックをするにゃ金がかかる」という名言を言ってましたが、ゲームも同じで銭がかかる訳ですよ。お金を頂戴する分、それ以上の価値を提供できないと存在理由にならないんじゃないかと」
------ まぁそりゃそうだよね。
bamboo 「だって、音楽とかゲームって日常で別に無くても生きていけるモノじゃん。娯楽関係のジャンルって大体そうだと思うけど。でも、それを得る事によって見たり聴いたりプレイしたりする人が生活に潤いっちゅうか何か影響を及ぼす事によって作る側の存在価値が出てくる訳でさ、だから自分達がクリエーターとして看板背負って生きていく為にがんばりたいと思ってる」
------ ぶっちゃけエーデルワイスが売れたら何するの? 
bamboo 「長年付き合ってくれたスタッフによい思いさせたい。マジで。あと上質なプリンターとか欲しい。ウチにあるのショボイから(笑)それと 借金返せればいいかな。ずーっと低空飛行ギリギリの貧乏運営だからそれなりのメーカーになれればいいかなぁと」
------ 意外に質素だねぇ。外ッツラは派手な癖に(笑)
bamboo 「うるせぇよ(笑)まぁ特になんか強烈な欲求は無いんだよね。正直儲けた事無いから(笑)応援してくれた人にはライブやアルバム、ゲームを頻繁にやったり出せたりで還元できれば俺個人としては幸せだなぁ。車も外車とかいらないから中古でハイエースを買ってツアー用にチューンしてぇ(笑)全面にキャラクターをエアブラシで描いたりして(笑)それで全国廻りたい」
------ 車についてはイテェ趣味だな(笑)
bamboo 「これいろんなトコで言ってるけど最終目標としては武道館でライブやれるエロゲーメーカーになりたいんだよね(笑)」
------ 武道館!? アホかアンタ!!(笑)
bamboo 「I'veさんに先越されちゃったけど、個人的には諦めてねぇから(笑)」
------ えーっと、それじゃ最後にコレ見てくれてる人に対して何か一言ください。
bamboo 「業界歴6年目の癖に新人としてデビューしました。生まれたての小鹿チャンブランドですが、モリモリ楽しい事を提示してきますんで、よかったら お付き合いくださいマンセー。」
------ 本日はありがとうございました! 
bamboo 「した!」























































語り手:bamboo(OVERDRIVE代表/milktubリーダー)
インタビュアー:俺。

以上、自作自演インタビューSHOW 〜終〜